那覇空港でコロナ感染対策、条例改正案に賛否、審議されず


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 新型コロナウイルス感染症対策について話し合う県議会の小委員会(當間盛夫委員長)が10日、開かれた。無所属の会が提案していた那覇空港での抗原検査を実施するための条例改正案について賛否が分かれたため審議には至らなかった。小委員会は今回の会合をもって解散する。

 無所属の会は小委員会での議論を踏まえ、15日開会の9月定例会に議員提案として条例改正案を提出したい考えで、今後、沖縄・自民や公明党などに対して協力を呼び掛ける方針。

 条例改正案について、会派おきなわは賛意を示した。一方、別の与党会派から、おきなわ以外の委員は改正案の共同提案者ではないので「小委員会で改正案の内容などについて議論するわけにはいかない」などの意見があった。その上で議員提案による条例改正案の提出を求めた。

 一方、野党の沖縄・自民からは「代表者会で改めて議論すべきだ」などの意見が出た。