沖縄SDGsプロジェクトのロゴマーク決定 赤瓦と波をイメージ 京都・居関さん作


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二

 SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む企業や団体のプラットフォーム、OKINAWA SDGs プロジェクト(OSP、事務局・琉球新報社、うむさんラボ)のロゴマークに、京都市のグラフィックデザイナー居関孝男さん(69)の作品がこのほど選ばれた。

 居関さんの作品はさざ波と赤瓦をイメージした曲線が、SDGsのイメージカラーで描かれている。今後OSPの活動で広く使われる。

 ロゴマークはインターネットで広く募集し、県内外からプロ・アマを含め合計70作品が集まった。事務局での調整を経て会員企業・団体が2度の投票を行い、選んだ。

 居関さんは沖縄に何度も通う沖縄好きで、沖縄生麺協同組合が募集した沖縄そばのロゴマークにも作品が採用されている。「波形の瓦のつながりと重なりから、みんなの力を合わせて世界を良くする様を描いた」と話し、「新型コロナウイルスが収束したら沖縄に飛んでいきたい」と採用を喜んだ。

 居関さんがデザインした作品に投票した会員企業は「首里城の瓦が思い浮かび、波打つ様も心地よかった。首里城や県経済の復活を目指す沖縄のシンボルとして元気を感じた」と作品の魅力を語った。

OKINAWA SDGs プロジェクト(OSP)のロゴマーク
ロゴマークをデザインした居関孝男さん(本人提供)