【国頭】国頭村は8日、村内のキャッシュレス決済環境を整備するため、琉球銀行とキャッシュレス推進連携協定を締結した。観光客や住民の利便性向上を図るとともに、事業者の現金取り扱いコストの軽減や新型コロナ対策などを図る。
琉球銀行はこれまで県内9市町村と推進連携協定を結んでおり、国頭村は10例目。同村は世界自然遺産登録を目指すやんばる地域の一つで、登録後に観光客の増加が見込まれる。今回の連携により、来訪する観光客の利便性向上を図るほか、地域経済の活性化を目的としている。
また新型コロナに伴う新しい生活様式の中で、事業者と客との接触機会を減らすことによる新型コロナウイルス対策も狙う。琉球銀行が今後1年間で取り扱うクレジットカードや電子マネーなどのブランド数は30となり、全国最多となる予定だ。
琉球銀行の松原知之専務は「国頭の地域経済の発展のため一緒に頑張っていきたい」と話した。知花靖村長は「利便性向上や経済の活性化に期待している。新型コロナ対策にも活用していきたい」などとあいさつした。