首里城を愛する高校生、再建へ174万円寄付 SNSで呼び掛け、街頭募金


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街頭募金で集めた174万円を玉城デニー知事(中央)に寄贈する「首里城を愛する高校生たち」のメンバー=14日午後、県庁

 昨年10月の首里城焼失を受けて自主的に募金活動を続ける「首里城を愛する高校生たち」のメンバーが14日、県庁に玉城デニー知事を訪ね、街頭募金などで集めた174万円を再建資金として贈呈した。
 玉城知事は「とても心強い。世代を超えて首里城への気持ちがつながっている。復元するだけでなく未来の街づくり、未来づくりをしていきたい」と感謝した。

 贈呈式に参加したのは与那嶺翔さん(首里東高校)、外間愛夏さん(浦添高校)、知念幸都さん(那覇国際高校)、城間魁生さん(首里高校)=全員3年生=の4人。

 「首里城を愛する高校生たち」は昨年11月にも募金約53万円を県に寄付しており、今回で計200万円を超える再建資金を集めた。会員制交流サイト(SNS)で呼び掛け、約50人の高校生が街頭募金に参加。ほぼ毎週末に街頭募金をし、飲食店などからも募金箱設置の協力を得た。

 代表して目録を知事に手渡した外間さんと知念さんは「市民、県民、国内外の人たちが私たちを信用して寄付してくれた。いろいろな人の心がこもっている。未来に使ってほしい」とあいさつした。