「攻撃的コラソン」ホーム初戦で見せるか あす大同特殊鋼と


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ゲーム形式の練習でポストプレーなど連係を確認するコラソンの選手たち=17日、浦添市のANAアリーナ浦添(大城直也撮影)

 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは19日午後3時、県総合運動公園体育館で今季のホーム初戦を迎える。対戦相手は昨季2位で県出身の東江雄斗が所属する大同特殊鋼。格上に負けじと攻撃的な展開ができるか注目される。ホーム戦の観客は新型コロナウイルスの予防対策でファミリアの会員限定。観戦を待ち望んでいたファンの期待に応えようと、チームは17日、熱の入った練習で汗を流した。

 成績は開幕から3戦で2敗1分け。勝利をつかめず、目標に掲げる1試合30得点もまだ達成できていない。初戦と2戦目はいずれも9点差で敗れたものの、東長濱秀作監督は「守備陣形でロースコアに抑えるのではなく、点を取りにいくことが必要」と点差よりも得点力に主眼を置く。

 守備を厚くし相手の攻撃回数を減らせば、点数的には肉薄することは可能とした上で「そのような戦略はあえて選択せず、難しいことへの挑戦がチーム力の向上につながる」と内容を濃くすることで昨季からの“負け癖”の払拭(ふっしょく)を急ぐ。

 この日は試合形式の練習で15分間の2セットをこなすなど、弱点という攻撃成功率を上げるため点に結びつける動きのほか、大同特殊鋼エースで昨季得点王の東江への対処などについて確認した。

 厳しい試合が予想されるが、主将の東江太輝は「少しでもファンに入ってもらえることがありがたい。楽しい試合になるよう心掛けたい。動画配信で見てくれる人にも熱が伝わるプレーをしたい」と力を込めた。