河野太郎沖縄相一問一答 子どもの学力問題も「スピード感持ち具体的に動く」


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 玉城デニー知事、赤嶺昇県議会議長との面談を終えた河野太郎沖縄担当相と記者団のやりとりは次の通り。

面談を終え、拳を合わせる河野太郎沖縄担当相(左)と玉城デニー県知事=19日午後、県庁

―就任会見で「ひっくるめ論」と表現したが、玉城知事は基地と振興策のリンクはあってはならないと考えている。具体的に基地問題と「ひっくるめた」沖縄振興とはどういうものか。

 「沖縄の基地問題は、経済振興を考える上で避けては通れないと思う。道路一つとっても、道路が基地の中を通れるわけではないから考えながらやっていかなければならないと。そういう意味で基地のことも考えた上で、いかに経済を発展させていくかというのが非常に重要だと思う」

 「新型コロナで観光に大きな影響が出ているが、感染症をしっかりと抑えながら観光がしっかり戻って経済再起動ができればいい」

―規制改革も担当しているが、玉城知事との会談を政策にどう生かすか。

 「沖縄は東京から離れている分、アジアに非常に近いという優位性もある。IT化の進展で距離を超えられる分野が増えている。IT、金融の分野もそうだ。沖縄の良さを生かしながら伸ばしていけると思う。議長との話にあったように、経済や子どもの学力の問題、数値目標を共有しながらいかに達成できるか。スピード感を持って具体的に動いていきたいと思う」