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女子走り幅跳びの金城七星(球陽1年)は最終試技で5メートル29を跳び、逆転優勝を遂げた。
1本目から5メートル05、4本目で5メートル12を成功させるなど順調に伸ばし、トップに立つ。だが、7月の沖縄選手権で5メートル20を出した宮城歌艶(普天間)が5本目で5メートル13を成功。金城は5本目をファウルで終え、その差はわずか1センチ。
逆転優勝を狙った最終試技は「最後はファウルしても良いから楽しく跳んで優勝を狙う」。
大きく一呼吸すると、助走で勢いをつけファウルぎりぎりで踏み切った。祈るようにしてアナウンスを待ち、5メートル29のアナウンスが流れた瞬間、スタンドのコーチらに跳びはねながら駆け寄った。
祖父、父とも走り幅跳びの選手で小学1年から大会に出場し、技を磨いてきた。自己記録は中学で出した5メートル31だ。続く九州大会で「ダイナミックな跳躍で5メートル40以上を狙いたい」と力強く語った。