荒廃農地活用し 共存作物を栽培 本部でサトウさんら


社会
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(左から)サトウマキコさん、共同運営者の日高郁雄さん

 【本部】本部町崎本部で自給自足を目指したコンパニオンプランツ(2種以上の植物の組み合わせの共存作物)の栽培を進める「Sorin Farm(ソリンファーム)」が、今年5月から崎本部集落の荒廃農地を活用し無農薬農法に取り組んでいる。

 永続性(パーマネント)、農業(アグリカルチャー)、文化(カルチャー)を組み合わせた「パーマカルチャリスト」のサトウマキコさん(53)が、地域の農家、日高郁雄さん(69)の協力を得て、5月から遊休農地に金時芋、ショウガ、クウシンサイ(空心菜)、レモングラスなどの野菜を栽培している。

 土や自然の声を聞きながら畑作業を行うというサトウさんは「農園の野菜は腐らずにしなびていく。人間の生き方も同じでコミュニティーの在り方を見せた環境づくり活動を見てほしい」と述べた。

 農園の野菜はネット販売で購入できる。詳しくはQRコードから。(喜納高宏通信員)