戦後沖縄教育の復興で功労 伊江中学校で島袋俊一氏生誕会 生徒「不撓不屈を継ぐ」


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島袋俊一氏の胸像前に集まり集会準備を行った生徒会役員ら=3日、伊江村立伊江中学校中庭

 【伊江】戦前戦後の沖縄教育界のリーダーで、琉球大学学長も務め教育の再建復興に大きく貢献した伊江村出身の農学者で詩人・歌人だった島袋俊一氏の生誕を記念する「生誕集会」が3日、伊江村立伊江中学校の中庭で開かれた。同中学校の中庭には、島袋氏の胸像が置かれている。先人をたたえ、自身の将来につなげていくのが目的。

 胸像は同中学校校門を通り坂を上がって右手にあり、誰もが知っている伊江中学校のシンボル的存在にもなっている。

 生誕集会で生徒会長の内間新さんは「戦後の貧しい状況の中、私たちの校訓でもある不撓(ふとう)不屈の精神で数々の功績を残してきた。私たちも不撓不屈の精神で目の前の一つ一つの目標を達成していこう」とあいさつした。