日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは22日、埼玉県の富士見市立市民総合体育館で大崎電気と第5戦を行い、18-29で敗れた。
序盤から主導権を握られ、前半を7-16で折り返した。後半は石川出が奮起し、ミドルシュートなどで得点を重ねたが、守備を崩され失点も多かった。
次戦は27日午後3時から県立武道館アリーナ棟で昨季10位のゴールデンウルヴス福岡と対戦する。
昨季1位と力の差 高さとマークに攻めあぐね
昨季1位の大崎電気に力の差を見せ付けられた。
長身選手がタワーのように中央に立ちはだかり、パスをサイドに散らしても激しいマークが徹底される。序盤から攻めあぐね、開始6分間で4連続失点と出鼻をくじかれた。逆速攻を受け、ペースを握られた。
9点差で迎えた後半も連続4失点するなど、勢いを止められなかった。
攻撃では、棚原良を中心にパスを回して機会をうかがうが、シュートに持って行くまでの展開が読まれ、攻め手を欠いた。そんな中で一人気を吐いたのが石川出。守備と距離を置き、走り込んでのミドルシュートがぴたりとはまって得点を重ねた。古巣を相手に「気合が入っていた」とチーム1の9得点を挙げた。
東長濱秀作監督は「得点をもっと決めていれば失点も少なくなったはずだ」と次のホーム戦に向け、チームを引き締め直す。