コロナ禍、式場・宴会場の利用方法 11社が感染対策サービス紹介 かりゆしが展示会


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リモート参列者に向けて、披露宴の様子を撮影するカメラマン(右端)。牧師や聖歌隊は飛沫防止のシールドを着用している=23日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ

 かりゆし(玉城智司社長)は23日、「ウィズコロナ社会の新しいバンケット様式説明展示会」を那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで開いた。感染対策サービスを提供するIT事業者など11社が出展し、ウィズコロナ社会での式場・宴会場の利用方法を提案した。

 来場者には、事前の参加申し込み時に発行されたQRコードを会場入り口と出口でかざしてもらい、会場内の人数を把握、制限できるようにした。

 出展企業のビック沖縄は「ハイブリッド結婚披露宴」を提案し、実際に新郎新婦や牧師、聖歌隊役を立てて模擬結婚式を実施した。式の様子はリアルタイムでYouTubeに配信し、リモート結婚式の参列者と共有できる。席の間隔は開け、牧師や聖歌隊も飛沫(ひまつ)防止のシールドを着用した。

 ブルー・オーシャン沖縄は、宴会場などの会場でQRコードを読み込むと、イベント後の数日間、健康状態を確認するアンケートがスマートフォンに届く仕組みを紹介した。健康状態を追跡することで、クラスターの発生に早く気付くねらいがある。

 かりゆしの玉城社長は「ウィズコロナ社会の中での宴会開催のヒントとし、盛り上げていきたい」と話した。