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沖縄県と沖縄総合事務局は23日、昨年10月に火災で焼失した首里城正殿の再建に向けて、木材の骨組み「大径材」の調達に関する覚書を締結した。総合事務局が大径材の仕様を定めて県へ通知し、県が国内外から寄せられた寄付金を原資に木材を調達する。来年4月に発注する予定。現段階では木材の樹種や量、調達先などは決まっていない。県が寄付金の活用に向けて、総合事務局と具体的にルールを決めるのは初めて。
県は大径材のほか、赤瓦の調達や大龍柱、唐破風妻飾(からはふうつまかざり)、龍頭棟飾(りゅうとうむなかざり)、扁額(へんがく)の復元に活用する考えで、総合事務局と協議を進めている。