セカンドハーベスト・ジャパン(東京都、マクジルトン・チャールズCEO)は23日、米や缶詰など13キロ相当の食品セット100箱を、沖縄子どもの未来県民会議(会長・玉城デニー知事)に寄贈した。県庁で贈呈式があり、玉城知事は「必要とする人につなげる」と感謝した。
寄贈した食品は全国からセカンドハーベスト・ジャパンに寄付された缶詰やお菓子に、県内で購入した米5キロを加えたもの。市町村の母子会や社会福祉協議会を通して1世帯に1箱を届ける。同団体は全国で企業などから食品や資金の寄付を受け、各地で生活に困窮する人に配布する。
新型コロナウイルス禍で困窮する県民のため7月に「うさがみそーれプロジェクト」を立ち上げ、毎月食品セットを寄贈している。県民会議への寄贈を含めると合計3500箱になった。マクジルトンCEOは「誰もが満腹と言えるのが全体にとって安心・安全な社会だ。沖縄は食支援のニーズも高く『うさがみそーれ』を1年間続けたい」と話した。