サッカーのKYFA第25回九州女子U―15選手権県予選は22日、金武町フットボールセンターで行われ、ヴィクサーレ沖縄FCナビィータユースが浦添LFCに2―0で勝利し、3連覇した。10月24~26日に大分県で行れる九州大会への出場権を得た。
ナビィータユースは「前線からの守備」という戦略通り、FW陣が敵陣で素早く圧力をかけてゴールラインの外に逃げるよう浦添の守備を追い込んだ。狙いは当たる。得点は何度も得たコーナーキックから生まれた。
前半23分、DF遠山夏海が右コーナーからMF安里美音に短いパス。安里が守備を引きつけ、スペースに回り込んだ遠山に再び返す。「練習通り」と遠山は鋭い角度から左足の強烈なシュートを見舞い、先制点を奪った。
わずか2分後のコーナー。パスを受けた安里がセンタリングし、競り合いからのこぼれ球をゴール下で待ち構えていたMF當真葵衣が押し込んで2点目を奪った。當真は久々のゴールに「めちゃめちゃうれしい」とはにかんだ。しばしばカウンターを受けたが、守備では左センターバックの我那覇凛が素早く詰め、右の新城琴美がカバーに回り連係して対応。我那覇は「素早くチャレンジできた」と手応えを得た様子だった。
昨年の九州は決勝で神村学園(鹿児島県)に0―3で敗退した。県予選は主導権を握れたが、遠山主将は「思ったより得点ができていない。決定力をつけて強い気持ちで挑む」と奮起した。
(古川峻)
▽1回戦
琉邦ク 12―0 高江洲中
DREAM 3―0 エスフェレッソ
▽準決勝
ヴィクサーレ沖縄FCナビィータユース 5―0 琉邦ク
浦添LFC 7―0 DREAM
▽決勝
ヴィクサーレ沖縄FCナビィータユース
2―0(2―0,0―0)
浦添LFC