自転車のJOCジュニアオリンピックカップ競技大会が20、21の両日、長野県松本市の美鈴湖自転車競技場で行われ、近田ちひろ(金武中2年)が女子U―15の2種目で頂点に立った。記録は2キロ個人追い抜きが3分3秒354、500メートルタイムトライアルが42秒860だった。
「緊張なかった」/練習不足も結果
○…自身初の全国の舞台にも「緊張はなかった」と2冠を達成。両種目とも2人のみの出走だったが、参加標準記録のあるレベルの高い大会で結果を残した。プロ競輪選手を目指す近田ちひろは、全国で結果を残し「やっぱり優勝はうれしい」と声を弾ませた。
満足な練習ができていない中で迎えた大会だった。今年に入り、ウイルス禍で休校や練習施設が閉鎖となった。ロードでの練習も控え、室内でのローラー練習が中心。バンクでの走行も久しぶりで「風も強くて、あまりいい記録は残せなかった」と振り返る。
初日に2種目を走り「2キロで足を使ってしまい、500メートルは足が重くなってしまった」と体力不足も痛感した。さらなる成長に向け「ロードを走って持久力を付けたい」と力を込めた。