サッカーJ2 惜敗のFC琉球、先制点が明暗 千葉と0ー1


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 サッカー明治安田J2の第22節は27日、各地で行われ、FC琉球はタピック県総ひやごんスタジアムでジェフユナイテッド千葉と戦い、0―1で惜敗した。6勝11敗5分けで勝ち点23で順位は18位のまま。連勝は2で止まった。次戦は30日、午後7時からタピック県総ひやごんスタジアムでアルビレックス新潟と戦う。


決定機つくるも得点奪えず

琉球―千葉 後半、激しくゴールを狙う琉球の上原慎也=27日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(喜瀬守昭撮影)

 守備を固めてカウンターを狙う千葉に対し、ボールを回して崩しにかかる琉球。前半はそれぞれの持ち味が現れた。拮抗(きっこう)した展開で、結果的に先制点が明暗を分けた。

 後半23分、先制を許す。その後は最終ラインを5枚にして逃げ切る姿勢を鮮明にされるとゴールすることができなかった。開幕戦で黒星スタートとされた千葉に反省も感じられない同様の逃げ切られ方だ。

 ただ、開始直後に先制された開幕戦とは違い、守備で何度もカウンターの芽を紡ぎはした。決定機もつくっただけに「1点が入っていたら流れは大きく違った」(樋口靖洋監督)。

 左サイドバックの沼田圭悟は「前半は自由にできたけど後半に対策された。前半に決め切れなかったことが敗因」と悔やんだ。

 16試合ぶりだったGK田口潤人は前に詰めてシュートを防ぐなど好プレーで貢献。「サポーターが後押ししてくれた。一戦一戦変わらずに反省点を詰めて次に生かしたい」と切り替えて備える。

 (古川峻)