今季、千葉に完全移籍しゲームキャプテンを任されたMF田口泰士(小禄中―流経大柏高出)。フル出場での勝利に「皆が気持ちの入ったプレーをピッチで表現できた」と喜んだ。
千葉らしく引いた位置からまずは守備に徹した。中盤から積極的にプレスを仕掛けたり、パスカットしたり、隙あらば反転攻勢に出た。間接フリーキックで絶妙な位置に供給し、好機に絡んだ。
田口は故郷でのプレーに「小中学生の時に決勝でしか使えないスタジアムでできた」と感慨深げ。千葉の尹晶煥監督は「リーダシップのある選手だ。(攻め込まれる)難しい状況で闘志のこもったプレーをしてくれた」と評価した。