浦添商4年ぶり16強 1番打者・大石が3安打2打点の活躍 高校野球秋季大会


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浦添商―八重山農林 3回裏浦添商、先頭で放った中越えの大きな当たりがランニング本塁打となり、生還する大石竜樹=那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇

 浦添商が、八重山農林の猛追を振り切り4年ぶりに秋16強入りを決めた。主役となったのがランニング本塁打を含む3安打2打点とバットで貢献した1番・大石竜樹。初回から積極的なスイングを見せ、あと一息でサイクル安打の活躍で勝機を引き寄せた。
 大石の三回裏のソロ本塁打などで序盤に5得点し、主導権を握ったが、つなぐ打線の八重山農林に七回表に1点差まで詰め寄られる。
 粘る相手を突き放したい七回裏1死二塁。大石へ打順が巡り、左越えの適時三塁打を放つ。勢いにチームも乗せられ、その後2点を追加。八重山農林の猛攻を振り切った。
 昨年の1年生地区大会からリードオフマンを務める大石について真玉橋長郎監督は「彼が1番に最適。トップを打つに彼を超える打者がいない」。全幅の信頼を置く大石の想像以上の働きに頬を緩ませた。