石川がサヨナラで延長制す 中堅手・崎濱が好捕でピンチ救う 高校野球秋季大会


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石川―コザ 10回裏石川2死一、二塁、一塁線にサヨナラ適時打を放ち、仲間に笑顔で迎えられる石川の伊波徳紀=沖縄市のコザしんきんスタジアム

 走者を一、二塁に置き、大飛球は中堅のやや左へ。「見せ場が欲しくて、準備はできていた」。石川の中堅手、崎濱侑生が冷静に打球を追い、バックハンドでジャンピングキャッチ。十回表、抜ければ勝ち越しを許す場面で好守を見せ「勝ちにつながる捕球を意識した」と破顔した。
 九回に6点差を追い付かれた嫌な流れを払しょくし、伊波大吾監督から「この流れで決めてこい」のげき。応えたのは伊波徳紀。2死一、二塁で内への直球を「気持ちで持っていった」と右前にしぶとく流し、サヨナラ勝ち。次戦に向け「最後まで焦らず勝ちきりたい」と気を引き締めた。