「キビといつまでも」ビール発売 黒糖と麦のコク…幸せだなぁ


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新ビール「キビといつまでも」を手にする宮城クリフ代表=10日、沖縄市比屋根のクリフビール

 【沖縄】沖縄市比屋根で英国産麦芽を使用したクラフトビール(手作りビール)を製造・販売する「クリフビール(宮城クリフ代表)」はこのほど、サトウキビを発酵の段階から使った新商品で純黒糖ブラウンエール「キビといつまでも」を発売した。

 同商品は農業ベンチャーの「マイファーム」と提携するパートナー農家の農作物を原料にして12種類のクラフトビールを作る「畑咲くビールプロジェクト」の第1弾。宜野座村の黒糖職人渡久地克さんの生産したサトウキビを発酵の段階から使った純黒糖ブラウンエールで、デザイナーでもある宮城代表はプロジェクト名とロゴのデザインも担当した。今後、青森産のリンゴや沖縄産のマンゴーを原料にしたビールも製造予定だ。宮城代表は「麦とサトウキビのコクがしっかりと表現できたマイルドな飲み心地。渡久地さんの黒糖を使うことで、より香ばしさが加わるビールなので、ぜひ味わってほしい」と呼び掛けた。

 既に第2・3製造分も予約済みで、次回は10月初旬の出荷予定。営業は木・金・土曜日正午から午後7時。問い合わせはクリフビール(電話)098(953)7237。
 (喜納高宏通信員)