2021年春に大学や短大、専門学校などを卒業予定の学生を対象にした「就職フェア2021合同企業説明会」(琉球新報社主催)が29日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。学生106人が参加し、各企業の人事担当者の説明に熱心に耳を傾けた。
説明会には、医療やバス、コンピューターソフト開発、飲食など幅広い業種の15社が参加した。人事担当者が事業の内容や福利厚生などの待遇、社風などを具体的に説明した。
今年の就職活動は、新型コロナウイルス感染症の影響で合同企業説明会の回数が減少し、学生にとっては企業の情報を得るのが例年よりも難しくなっている。
参加した大学4年の上原孝永さん(21)は「ウェブを通じて企業の話を聞いてきたが、やはり直接話が聞きたいと思って参加した。対面の説明会はウェブよりも情報量が多くて良い」と話した。社会医療法人仁愛会浦添総合病院の説明を聞いた短大2年の上間彩乃さん(19)は「病院の理念などをじかに聞けて共感できた」と話した。
「就職フェア2021合同企業説明会」で企業の説明を熱心に聞く学生ら=29日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター