島の魅力伝えるには? 外国人らとオンライン授業 ポスター作りのコツ学ぶ 伊江中


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
総合学習・国際理解のオンライン授業=23日、伊江村の伊江中学校多目的教室

 【伊江】伊江村立伊江中学校(玉城学校長)1年生36人は23日、総合学習の一環で国際理解についての授業を同校多目的教室で実施した。

 講師に伊江島在住の大房千紘さんを招いた。大房さんは地球のしごと大學教養学部3期生。神奈川県出身。「世界とつながる島暮らし」を体現すべく「つなぐ商店teto(てと)」を立ち上げリモートワーカーとして活動している。

 授業の目的は「海外の人にインタビューしよう」「伊江島の魅力を伝えよう」。大房さんの仕事仲間で、現在シンガポール在住の齋藤真帆さん、ロス・リーさんとオンラインでつなぎ授業を行った。齋藤さんはイベント企画などを行う会社の代表取締役社長、リーさんはデザイナー。教室に用意されたスクリーンには2人の姿が映し出された。会話はほとんど英語。大房さんの通訳で授業を進めた。

 また6グループに分かれ、作成したポスターを2人に紹介した。ポスターに描かれている伊江島牛、ハーリー、エイサー、島の伝統芸能、タッちゅん、イエソーダなどの魅力を英語や日本語で説明した。

 齋藤さんとリーさんは「ポスター作成で大切なことは、誰のために作成しているのか、相手のことをリサーチすること。一目見て伝えたいメッセージが分かるキャッチコピーを考える。色やデザインなどシンプルなのが良い」などと助言した。

 授業を終えて生徒たちは「オンライン授業は楽しかった。助言を参考に次の時間はポスターを完成させたい」と意欲を見せた。
 

(知念光江通信員)