今帰仁村議に再び辞職勧告 議会「性的暴行の疑惑を晴らす説明ない」


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ

 【今帰仁】今帰仁村議会は30日の9月定例会最終本会議で、女性への性的暴行の疑いで書類送検され不起訴処分となった男性村議(70)に対し、2度目の辞職勧告決議を全会一致で可決した。決議では「疑惑を晴らすための説明が果たされていない」と強調した。男性村議は不起訴になったことを挙げて「犯罪行為はしていない。村民の負託に応えるため(議員活動を)継続していきたい」と辞職を否定した。

 村議会は6月定例会で、男性村議に対して全会一致で辞職勧告決議をした。村議会は9月18、28日に全員協議会を開いた。男性村議が村民に疑念を持たれる行動を取ったことや、その疑念を晴らすための説明が無いことを問題視し、再度の決議に踏み切った。

 決議に先立ち、公開で開いた全員協議会で男性村議は「相手の方とは見解の相違がある」とした。相違の内容については「弁護士から、捜査の内容は機密事項なので公の場で話すべきではないと言われている」として説明しなかった。