手打ちの日本そば「初めて食べた」 大宜味村、やんばる倶楽部がお年寄りにふるまう


社会
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解説を聞きながら、そば打ちの様子に見入る参加者ら=24日、大宜味村の塩屋公民館

 【大宜味】地域の高齢者に手打ちの日本そばを楽しんでもらおうと沖縄県大宜味村の塩屋公民館で9月24日、「やんばる手打ちそば倶楽部」が日本そばを振る舞った。村社会福祉協議会のデイサービス利用者らが打ちたての日本そばに舌鼓を打った。

 集まったのは公民館で毎週開かれる、同社協のミニデイサービスの利用者ら12人。全員でストレッチを行った後、倶楽部のメンバーらが目の前でそば打ちを披露。参加者らは解説を聞きながら興味深く見入った。

 打ちたてのそばを利用して、ざるそばと鶏そばのほか、そば湯も振る舞われた。

 知念美佐子さん(85)は「歯ごたえがとても良くておいしい。作り方も勉強になった」と笑顔で話した。与那城武さん(88)は「打ちたての日本そばを食べるのは初めて。そば湯もおいしい」と声を弾ませた。

 同倶楽部の宮城久美子代表は「新型コロナの影響で敬老会が中止になってしまったが、そばを楽しんでもらいたかった」と話し、参加者らが食事を楽しむ様子に笑顔を見せた。

 同倶楽部では「要望がある地域や団体に出向き、そばを振る舞いたい」としており、個人でのそば打ち体験にも参加を呼び掛けている。問い合わせは同倶楽部の宮城代表(電話)090(3070)5206。