菅首相と玉城沖縄知事、7日を軸に会談へ 「とことん腹を割って話し合う」


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 玉城デニー知事が7日を軸に上京し、菅義偉首相と会談する方向で調整していることが2日、関係者への取材で分かった。菅首相の就任後、初めての会談となる。玉城知事は内閣府が2021年度の沖縄関係予算として3106億円を財務省に概算要求した件に感謝を示し、その上で米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画への反対姿勢を示すとみられる。玉城知事は就任以来、米軍普天間飛行場の移設計画に関する「対話の場」を設けることを政府に求めていた。

 玉城知事は菅首相のほか、加藤勝信官房長官兼沖縄基地負担軽減担当相と岸信夫防衛相との面談も調整している。

 玉城知事は2日の会見で「とことん腹を割って話し合いをするという気持ちで臨んでいけば、菅総理もそこはしっかり受け止めていただける力量をお持ちだと思う。できるだけ早い時期に上京し、そのような機会をつくっていただくようお願いしたい」と話した。