玉城デニー知事と記者団の主なやりとりは次の通り。
―米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設で、どうすれば政府と対話ができ、何が得られるか。
「対話はどのような形であれ、機会を設けることはそれほど難しいことではない。菅総理にお話する機会をお願いしたい。普天間の一日も早い運用停止・閉鎖返還には、難題が多く明らかになっている新基地建設では遅すぎる。それより早く危険性を除去する方策を県と一緒に考えてほしい」
―沖縄防衛局が提出した設計変更申請書をどう審査していくか。
「現時点でどう判断するか回答するのはまだ難しいが、安全保障分野、地質工学分野、海洋環境分野などさまざまな研究家の方々から必要に応じてアドバイスを求めていくことも大切ではないかと考えている」
―残り2年の任期で、どんな沖縄を目指すのか。
「男女共同参画や若い人の政治参画など一人一人が尊重され、活躍できる場がつくられることが大事。性の多様性尊重宣言やパートナーシップ制度を考えるなど、仕組みを明確にしていくことが求められるので、残り2年、いろいろな立場の人々の声に耳を傾けたい」