【北部】オリオンビールやリウボウ、近鉄グループホールディングスなど県内外の企業で構成する「ジャパンエンターテイメント」(名護市、加藤健史代表取締役)が本島北部で計画しているテーマパーク事業で、同社が約18ヘクタールの原生林を残し、車に乗って自然を体感できるアトラクションの整備を目指していることが2日までに分かった。また、名桜大学(名護市)と連携して学生を積極的に雇用し、観光人材を育成することも視野に入れていることも分かった。
テーマパークは今帰仁村と名護市にまたがるオリオン嵐山ゴルフ倶楽部の約60ヘクタールに建設される予定。
2025年以降の開業に向け準備が進められているが、関係者によると、同社は開発予定地にある約18ヘクタールの原生林をそのまま残し、車両で周回しながらやんばるの大自然を体験できる施設を整備する方向で調整しているという。
来場者は年間300万~500万人を見込み、南国の新たなリゾート地として国内外の富裕層をターゲットに見据えている。オリオン嵐山ゴルフ倶楽部のクラブハウスは撤去せず、そのまま活用する方針。千~1800人程度の雇用を想定しており、観光産業を専攻する名桜大学生の雇用も検討している。同社は取材に対し「施設の概要などについては公表できる段階ではない」としている。