◇高校野球秋季大会3回戦 宮古9-5八重山(10月3日、アグレスタジアム北谷)
理想に掲げる粘りの打線が8年ぶりの8強入りをたぐり寄せた。宮古は八回に1点差に詰め寄られるが、裏の攻撃でしぶとくつないで突き放した。
八回裏の攻撃前、宮古ベンチで「引くな、強気で攻めろ。守りに入るな」と平良栄二監督が声を出した。初戦は終盤に猛攻をみせており、ナインには引き離す自信があった。監督のげきに、バットで応えてリードを守り切った。
3安打2打点と貢献し、守っては投手陣を好リードした来間陽斗主将は「終盤勝負の作戦通り。堅守で、確実につなぐ打線という宮古らしいプレーができた」と額の汗をぬぐい「一戦必勝で甲子園につながる戦いをしたい」と力強く語った。