那覇軍港移設 反対決議案を否決 浦添市議会 野党提出「無条件返還求めるべきだ」


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浦添市への移設が計画されている那覇軍港=8月20日(小型無人機で撮影)

 【浦添】浦添市議会(護得久朝文議長)は9月定例会本会議最終日の10月1日、米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設に反対し、即時無条件返還を求める決議を賛成少数(賛成6、反対17、退席1、欠席1)で否決した。

 決議案は共産など野党市議の一部が提出。那覇軍港について「遊休化している」と指摘し「無条件に返還させることを市長は求めるべきだ」としていた。

 浦添市議会は9月10日に那覇軍港移設に関連し、同市西海岸開発の早期実現を求める意見書を賛成多数で可決していた。