首里城再建への願い、歌に込め 玉城貞子がチャリティーCD発売


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首里城再建を目的にチャリティーCDを発売する玉城貞子

 民謡歌手の玉城貞子が22日に、首里城再建支援を目的にしたチャリティーCDを発売する。貞子が作詞・作曲を手掛けた「首里城望(すいぐしくぬず)でぃ」「美(うる)わしき首里城」「沖縄に恋したら」の3曲を収録。1200円(税込み)。貞子は「首里城再建への願いを込めて作った」と話している。

 本部町備瀬出身の貞子は、2003年に「冬ぬ夜雨」で第14回新唄大賞で大賞を受賞した。05年に岡山県倉敷市に移り住み、08年に三線教室「ていしん琉 沖縄音楽研究会岡山」を立ち上げた。また、05年には琉球新報社から6枚目のCD「玉城貞子島唄音頭特集 あいらぶ おきなわ」を発売したほか、17年にリリースした「沖縄に恋したら」は県観光協会のイメージソングにもなっている。

 昨年の首里城焼失を受けて制作した「首里城望でぃ」は、タイトルを玉城流翔節会の玉城節子家元が付けた。節子家元は同曲の振り付けもし、2月に大宜味村で開かれたチャリティー公演では舞踊を披露した。

 チャリティーCDは「首里城望でぃ」の唄三線を内間安希、三線を貞子、「美わしき首里城」の唄三線を貞子、「沖縄に恋したら」の歌三線を貞子と沖縄音楽研究会岡山が務めている。

 CDの問い合わせは玉城貞子音楽事務所(電話)090(2291)3510。