【渡名喜】沖縄県渡名喜村の渡名喜中学校で9月24日、同中校卒業生で県立芸術大学学生の比嘉鈴音南(れおな)さん(20)を講師に招き、進路講演会が行われた。
子どもたちの多くは中学卒業と同時に島外へ出て本格的に将来について考えていくことになるが、島内にいる間に自分の将来について考えるきっかけとして、開催された。子どもたちにとって重要な機会となった。
比嘉さんは大学で、絵を専門に学んでいる。講演では、中学生まで過ごした島での日々が比嘉さんを支えていることや、絵を学びたいと思ったのは島の風景を描きたいと思ったことなど、自分の進路を考えるにあたっての原点と島への思いを語った。また、中学生らへ「やる気があればなんでもできる。だから頑張ってほしい」と熱くエールを送った。
最後は受験を控えた中学生から「集中力を保つにはどうしたらいいか」「これからやった方がいいことは何か」など、多くの質問があり活気ある講演会となった。
(刑部結通信員)