台風14号 大東島に明け方最接近 最大瞬間35㍍予想


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 沖縄気象台によると、台風14号は7日、強い勢力に発達し、大東島地方に接近した。午後9時現在、南大東島の東北東約280キロにあり、1時間に約25キロの速さで北西に進んでいる。発達しながら北西に進み、大東島地方に8日明け方に最も接近する見込み。気象台は高波への警戒や強風への注意を呼び掛けている。台風の進路によっては、大東島地方は8日にかけて暴風となる恐れがある。

 7日午前の時点では大東島地方は7日夜遅くに暴風警報が発表される見通しだったが、午後10時半時点での予想で暴風域に入らない可能性もある。

 台風14号は午後9時現在、中心気圧970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速50メートル。中心から半径95キロ以内で風速25メートル以上の暴風となっている。

 8日に予想される風の強さは、大東島地方で最大風速23メートル、最大瞬間風速35メートル。沖縄本島地方で最大風速17メートル、最大瞬間風速30メートル。

 8日の波の高さは、大東島地方は8メートル、沖縄本島地方は6メートル。いずれもうねりを伴う予想となっている。

 台風の接近で海や空の便に影響が出た。沖縄旅客船協会によると、海の便は7日、沖縄本島と周辺離島を結ぶ航路など68便が欠航した。空の便は8日、南・北大東島を発着する琉球エアーコミューター全5便の欠航が決まった。