沖縄県は8日、新型コロナウイルスに新たに10歳未満から80代の26人が感染したと発表した。うち2人は、いったん感染し陰性になった後に別の感染経路から新たに感染した疑いがあるとして「再感染」とした。県内で「再感染」は初めて。また、沖縄市や中部保健所管内の10代から20代の大学生など友人同士8人を新たな21例目のクラスター(感染者集団)として認定した。
「再感染」の2人は、8月に治療を受け療養解除されてから1カ月半以上経過しているため、主治医と保健所と判断し「再感染」として新規感染者数にカウントした。県はこれまで、体内に残るウイルスが再び増えて症状が出た場合は「再燃」と判断し、新規感染者にはカウントしていなかった。同じウイルスが「再燃」する「再陽性」とは異なる事例となった。
クラスター21例目は、連休中に3回ほどカラオケやボウリングなどに参加した8人が感染した。
新規感染者26人のうち、70代以上の高齢者は4人だった。14人は県内確定患者との接触が判明しており、感染経路不明の「調査中」が7人だった。人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は11・74人で6日連続で全国最多。感染者2桁は13日連続で、累計は2682人となった。
米軍関係の新規感染者はゼロだった。