普天間の危険除去「辺野古が唯一」と防衛相 横田で在日司令官と会談


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
会談する在日米軍のシュナイダー司令官(右)と岸信夫防衛相=東京都の横田基地(防衛省提供)

 【東京】岸信夫防衛相は8日、米軍横田基地(東京都)で在日米軍のシュナイダー司令官と会談し、米軍普天間飛行場の危険性を除去するためには「辺野古への移設が唯一の解決策であって、辺野古での事業を進めていくことが何よりゴールに近づく」と述べ、辺野古移設を進めていく必要性を共有した。岸氏は7日のエスパー米国防長官との電話会談でも辺野古移設に向け日米が協力していくことを確認していた。

 非公開で行われた会談後、岸氏が明らかにした。詳細は明らかにしなかったが、在日米軍の再編や諸問題についても意見交換した。日米共同訓練などを通じた米軍と自衛隊の連携強化でも一致した。

 一方、鹿児島県西之表市の八板俊輔市長が7日、防衛省が計画している馬毛島(同市)への自衛隊基地整備に反対を表明したことについて、市長の発言は承知しているとし、「住民の皆さんにもさまざまな意見があるだろう。こうした意見を直接伺いたい。説明会を開かせていただきたい」と語り、理解を得たい考えを強調した。