待機児童ゼロを達成 伊江村が初の認可保育園で実現


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完成を祝い、テープカットする渡久地久子園長(右から2人目)や島袋秀幸村長(同3人目)ら=9月30日、伊江村東江前の同園

 【伊江】伊江村初の認可園となる「あおぞら小規模保育園」がこのほど完成し9月30日、開園式が行われ、渡久地久子園長らによるテープカットで新たな門出を祝った。伊江村は同園の開園で、待機児童ゼロを達成した。

 あおぞら小規模保育園では0~2歳児を受け入れ、定員は10人。村の地域振興基金を活用し、施設の改修などを行った。

 渡久地園長は「村立保育所と連携し、アットホームな雰囲気で保育を行っていきたい」とあいさつした。

 島袋秀幸村長は「村内の待機児童は14人いたが、同園が開園することで10人の受け皿が確保でき、残り4人は村立保育所で受け入れが可能となり、待機児童ゼロを達成することができた」と開園を祝った。

 1歳10カ月の長男を預ける知念まゆみさん(42)は「9月に2人目を出産したばかりで、長男を預けることができて助かった。集団生活の中でお友達や遊び方などさまざまな刺激を受けることができる」と喜んだ。

 (金城幸人通信員)