沖尚・仲宗根主将 好守でけん引 昨年のリベンジ誓う 高校野球秋季大会


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決勝 沖縄尚学―具志川商 8回無死、軽快なフィールディングで打球をさばく沖縄尚学の遊撃手・仲宗根皐

 沖尚遊撃の仲宗根皐(こう)主将が好守でチームをけん引した。難しいイレギュラーバウンドや鋭い打球に難なく対応。意識している「左足の1歩目の踏み込み」でリズムをつくるそうで、軽快な動きの好捕が光った。ただ、名手にも手元の狂いか、初回に落球で失策が付く。直ちに挽回するように続く打者の打球をさばいて併殺で取り返した。

 昨年の九州大会もメンバー入りしており、優勝した明豊に準々決勝の九回に逆転負けした苦い記憶がある。だからこそ「一つの失策、1点が大事になる」と細かいプレーの重要さを認識している。

 2年連続で秋を制し、先輩たちが成し遂げられなかった九州大会優勝を見据える。「一つの好機を確実にものにできる打線をつくる」。九州王者を目指し再び走り出す。


▽順位戦
興南 12―11 与勝
 (延長十回タイブレーク)

▽決勝
沖縄尚学 8―0 具志川商