ラム酒「匂いがすごかった!」 小学生が島特産の製造過程学ぶ


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ラム酒の製造過程を学ぶ伊江小3年生ら=1日、伊江島物産センター伊江島蒸留所

 【伊江】沖縄県伊江村立伊江小学校(小波津京子校長)3年生は1日、社会科の授業で、伊江島物産センター伊江島蒸留所と加工所を見学し、ラム酒の製造過程と物産センターで取り扱っている島の特産品について学んだ。9月17日は西小学校(宮城康人校長)の3年生も見学した。

 ラム酒工場では、浅香真さんの案内でサトウキビからラム酒になるまでの過程を学習した。「ラム酒はサトウキビと酵母と水でできる」「クリスタルとゴールドの違いは貯蔵する入れ物によって違う」などの説明を、児童たちはメモを取りながら熱心に聞いた。

 児童たちは「何人、働いていますか」「ラム酒は年間何本造れますか」「商品にならないラム酒はどうしていますか」など浅香さんに質問もした。

 3年生の前田心誠(しせい)さんは「匂いがすごかった。原料が保管されている冷蔵庫が冷たかった。大きいタンクや機械もいっぱいあった」と感想を述べ、担任の平田誠教諭は「ラム酒についてこれまで副読本やインターネットの動画などで学習してきたが、実際に工場を見て、働いている人の話を聞くことで、教科書では学べないことも知ることができた」と話した。

 見学を終えて、紅芋アイスの試食があり、子どもたちは満面の笑みを浮かべ頬張っていた。
 (知念光江通信員)