サッカー、ヴィクサーレ沖縄Jr.が頂点 沖縄県クラブユースU15 九州制覇へ意欲


社会
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優勝したヴィクサーレ沖縄FCジュニアユースのメンバー(提供)

 サッカーのOFA第15回県クラブユースU15選手権最終日は11日、西原町の東崎運動公園で行われ、決勝はヴィクサーレ沖縄FCジュニアユースが2―1でFC琉球U15に勝利し、優勝を決めた。3位決定戦はFC GRANDE那覇U15がINDEPENDIENTEJAPAN MIYAKOJIMAを3―2で退けた。

 上位3チームは第35回九州クラブユースU15選手権(11月21~23日)の出場権を得た。そのほか、九州沖縄ユースU15リーグで1位のcasa okinawaU15が出場を決めている。

◆課題克服し、九州制覇へ意欲

決勝 ドリブルで切り込んで先制点を決めたヴィクサーレ沖縄FCジュニアユースの大松璃央(右)=11日、西原町の東崎運動公園

 ヴィクサーレ沖縄FCは、2週間前のリーグ戦、同一カードで4失点して敗れた時の教訓を全員が意識していた。同じようにボールを支配されたが、今回は粘り強い守備で対応した。

 相手がボールを持つと素早く詰めてプレッシャーを仕掛け、自由にさせない。前回、2点を奪われたコーナーキックでも、ゴール前で集中力を切らさず身体を張った。開始早々に先制を許したが、その後は押し込まれても防ぎ続けた。

 前半終了間際、大松璃央が敵陣でボールを奪うと個人技で突破してミドルシュートを突き刺し同点に。延長戦の後半4分、コーナーキックを新垣太一が頭で折り返し、玻名城元希が押し込んで決勝点を挙げた。

 課題は攻撃時の判断で迷い、その隙にボールを奪われる傾向があること。玻名城主将は九州大会へ向け「県大会でできなかったことを改善し、たくさん練習をして九州で通用するサッカーで優勝したい」と意気込んだ。
 (古川峻)


▽準決勝

ヴィクサーレ沖縄FCジュニアユース 4―0 INDEPENDIENTE JAPAN MIYAKOJIMA

FC琉球U15 4―1 FCGRANDE那覇U15

▽3位決定戦

FCGRANDE那覇U15 3―2 INDEPENDIENTE JAPAN MIYAKOJIMA

▽決勝

ヴィクサーレ沖縄 2 1―1 1 FC琉球U15
FCジュニアユース   0―0
           延長
           0―0
           1―0