大学野球南九州県予選 沖縄大が4戦全勝で優勝、2位沖国大と決勝へ


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4戦全勝で優勝した沖縄大(提供)

 大学野球の第104回九州地区選手権南部九州ブロック沖縄地区予選は11日に全日程を終了し、沖縄大が4戦全勝で優勝した。2位は3勝1敗で沖縄国際大だった。

 全勝対決となった沖縄大―沖国大は、沖縄大が初回に挙げた5点を守り切って勝利した。上位2校は、熊本県で行われる南部九州ブロック決勝トーナメント(26~28日、熊本県)に出場する。

 沖縄地区予選は9月26日に開幕。新型コロナウイルス感染予防のため、総当たり戦で行われた。

◆投手陣万全リレー/沖大、3試合で無失点

 沖縄大は先発の仲地礼亜が146キロを越える速球を中心に沖国大を7回完封。継投陣も奮闘し無失点で抑えた。打っては初回に石原結光の3点適時打などで5点を奪い、5―0で昨年4月以来3季ぶりとなる優勝を果たした。

 緊急事態宣言が明けた9月中旬から練習を再開。急ピッチで身体作りから始めたが、反復練習ができないまま不安を残して挑んだ。しかし、全4試合を通して守備でほとんどエラーがなく、エース仲地玖礼を含む投手陣5人の好投で3試合を無失点で終えた。

 大城貴之監督は「想像以上にパフォーマンスがよかった。選手が工夫して調整してくれた」と自信と手応えを得たようすだった。26日に開幕する九州大会まで“攻撃”をテーマに調整していく。