新ビジネスの創出拠点が沖縄市に誕生 デジタル変革やテレワークを支援


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アジュールオキナワベースを開設したLink and Visibleの豊里健一郎CEO(左から3人目)とスタッフ=14日、沖縄市中央

 日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)」を活用し、新しい働き方や企業などのデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する「アジュールオキナワベース」が14日、沖縄市中央のスタートアップラボラグーン2階にオープンした。

 アジュールベースは沖縄を含め全国10カ所で展開。沖縄は、ラグーンを運営するLink and Visible(豊里健一郎CEO)が運営する。

 オキナワベースでは「成長と挑戦を愉(たの)しむコラボレーションスペース」をコンセプトに企業のテレワーク支援やDXを行う。スタートアップ企業やエンジニアと、企業や行政機関とつなぐオープンイノベーション拠点を目指す。観光業や製造業、農業、金融、物流など各産業分野とITを掛け合わせ、新たな経済モデルを生み出す。

 シェアオフィス機能も備え、テレワークやワーケーションの拠点としても活用できる。今後、オンラインやオフラインでのセミナーなども予定している。

 豊里CEOは「沖縄では観光に次ぐ産業として情報通信業がある。雇用は生み出したが、県民所得は低いままだ。労働生産性を上げるためにも、この土地にあったDXを進めていきたい」と話し、企業の悩みに応じた支援をしていくとした。問い合わせは(電話)080(4651)6900。