ホテルの部屋が音楽フェスのステージに 17日生配信 トリップショット・コザ 沖縄


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ステージとなるトリップショットホテルズ・コザの客室でフェスの開催をPRする神山繁さん(ファンファーレ・ジャパン提供)

 【沖縄】沖縄音楽を止めない―。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受ける音楽業界を支援しようと、宿泊業を展開するファンファーレ・ジャパンは17日、トリップショットホテルズ・コザの客室をステージとした音楽フェス「トリップショットフェス ミュージック・チャージ」を開催する。フェイスブックで生配信し「音楽のまち」を掲げる沖縄市から音楽の底力を示したい考えだ。

 フェスのステージには、キャバレーや美容室を改装した別々の建物の客室を使用する。3カ所の客室を会場にしてライブ配信することで、アーティスト同士の接触を避けるほか、3密の回避を図る。また、出演アーティストは近隣商店街に店を構えるライブハウスやバーなどから推薦を募った。沖縄市出身で、バンド「シャオロン・トゥー・ザ・スカイ」のタマシイこと當山貴史さんをはじめ、9組のアーティストが出演する。

 企画した神山繁取締役は「新型コロナ禍の中でも音楽を観光資源として沖縄市の魅力も発信できる。文化を止めずに楽しいことを生み出したい」と話した。フェスは沖縄市の音楽によるまちづくり推進事業補助金を活用する。

 トリップショットホテルズ・コザの公式フェイスブックで、午後5時~同9時半に配信する。視聴は無料。イベントの詳細はトリップショットホテルズ・コザのホームページで確認できる。