沖縄の海岸に気仙沼のたらい 震災で漂着か 住民驚き「すごい確率」 金武町屋嘉


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東日本大震災で流出したとみられるたらい=9月30日、屋嘉区事務所

 【金武】金武町屋嘉の海岸にこのほど「気仙沼魚市場」と刻銘された、たらいが漂着した。同市場は宮城県気仙沼市にあり、2011年の東日本大震災の津波で流出したものが流れ着いたとみられる。
 たらいは縦が約85センチ、横が約50センチ、高さは約20センチ。屋嘉区民が9月上旬に見つけ、公民館に届けた。島本勇人区長は震災から9年たって沖縄に流れ着いたとみられることに「すごい確率だと思う」と驚く。「(津波被害の)教訓を残していく機会にしていきたい」と話した。