河野沖縄相、キンザー跡地「シリコン・リーフ」支援を初表明


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牧港補給地区(キャンプ・キンザー)(資料写真)

 【東京】河野太郎沖縄担当相は16日の会見で、返還が予定されている浦添市の牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の跡地利用で、市が検討している開発構想「沖縄先端実験都市(シリコン・リーフ)」を後押しする考えを明らかにした。15日の松本哲治浦添市長との会談の中で話題に上がったとし「地元の検討をしっかり支えていきたい」と述べた。河野氏がキャンプ・キンザーの跡地利用の具体的な構想に言及するのは初めて。

 シリコン・リーフは4月、在日米軍施設・区域の跡地利用に向けた内閣府の有識者会議「基地跡地の未来に関する懇談会」の第1次取りまとめの中で公表された。自動運転自動車などの次世代技術の実証実験地区や、AIなどの先端技術の人材育成拠点を含む都市づくりを目指す。

 河野氏は「さまざまな規制をなくしていろいろと実験的なことを、この再開発された所全体でやるという話だ」と説明。松本市長から「地元で検討していきたい」との要望があったとし「内閣府として、地元の検討をしっかり支えていきたい」と支援する考えを示した。