尚寧王一族の石厨子公開 浦添市美術館、組み立てた状態は初めて


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琉球国王、尚寧王一族の遺骨が納められていた石厨子などが公開されている「尚寧王展―浦添より首里に照り上がった国王-」=16日午前、浦添市美術館

 1609年に薩摩侵攻に遭うなど波乱の生涯を送った、浦添出身の琉球国王を紹介する展示会「尚寧王展―浦添より首里に照り上がった国王―」が16日、浦添市美術館で始まった。11月15日まで。戦後、琉球王国初期の王陵、浦添ようどれの調査で見つかった尚寧王一族の石厨子を展示している。これまで破片の公開はあったが、接合し組み立てた状態での公開は初めて。

 展示会では尚寧の生涯を紹介するほか、尚寧も葬られた石厨子、重要文化財の石碑「ようとれの碑の文」などを展示する。

 観覧料は一般200円、大学生130円、65歳以上160円、高校生以下無料。毎週月曜日休館。問い合わせは同美術館(電話)098(879)3219。