プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは17日、秋田県のCNAアリーナ★あきたで秋田ノーザンハピネッツ(東地区)と今季第5戦を行い、74―53で完勝した。今季アウェー戦での初勝利を飾り、連勝を3に伸ばした。通算成績は3勝2敗。内外からバランスよく得点を挙げたキングスが序盤から優位に試合を進め、危なげなく勝利を挙げた。次戦は18日午後2時5分から同アリーナで秋田と対戦する。
琉球 3勝2敗
74―53(21―16,18―13,20―13,15―11)
秋田 4勝1敗
「楽しい時間が過ごせた」
速攻の先頭を走る脚力を持ち、ステップで相手守備をかわす技術も備える。藤田弘輝HCが「キングスのやりたいバスケを想定して連れてきた」と語るドウェイン・エバンスがデビュー戦でチームトップの19得点を挙げ、さらに強さを増したキングスを印象付けた。
先発でコートに立ったエバンス。序盤で早速、並里成からの速攻のパスを受けてレイアップを沈め、その後もドライブからジャック・クーリーにアシストしたり、豪快にダンクシュートを決めたりと大活躍。リバウンドも11本取り、201センチの高さと優れた身体能力を見せ付けた。守備範囲も広く、キングスが誇る堅守にも貢献することが期待される。
この日は同じく新加入のキム・ティリも姿を見せた。5分ほどの出場にとどまったが、210センチで3点弾を沈めるなどキングスの新たな武器となりそうだ。
コロナ禍で長らくプレーできていなかったというエバンスは「楽しい時間が過ごせた。ボールを動かし、みんなが動く素晴らしいチーム。入団できて良かった」とにこやかに語った。