新立民県連発足へ 屋良衆院議員「国政と直結しオール沖縄を後押し」 <一問一答>


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11月中に発足する立憲民主党県連の代表に内定した屋良朝博衆院議員=18日、那覇市の市職員厚生会館

 新しい立憲民主党県連代表に内定した屋良朝博氏の会見と質疑の概要は以下の通り。

 「沖縄にとって新たな歴史の一ページを開くことになる。辺野古の埋め立て計画は政治的な合理性がなく怪物事業になっている。政府が言う『唯一の選択肢』という言葉は虚偽であり、別の選択肢はある。我々は日米安保体制ではなく、軍事態勢の見直しを求めているにすぎない」

 「沖縄振興策も見直しの時期が来ている。安倍政権以降、沖縄の自主性や独自性が奪われている。住民目線で総点検しなければならない。新たに設置する立民県連は政策を重視し、沖縄の次世代を切り開いていくスタートにしたい」

 ―県連として、那覇軍港の浦添移設の是非は。

 「二つの県連が一つになるのを確認した段階なので、細かな政策はこれからだ。事実関係の確認もしていかないといけない。県や那覇市、浦添市の考えを聞きながら、事実関係を踏まえた上で私たちとしての考えを示したい」

 ―社民党県連が立民への合流に賛成する方針を固めた。

 「新聞報道で知ったばかりで、今後、社民県連がどのような考えなのか確認した上で、しかるべき作業が必要であれば進めていきたい。ただ、個人的にはウイングを広げ、沖縄の声を大きくしていくためにも必要なことだと思う」

 ―県連設立が今後の県内政局に与える影響をどうみるか。

 「新立民県連の設立は『オール沖縄』にとってもプラスに働く。国政と直結できる枠組みが沖縄にもできることになる。建白書の実現など『オール沖縄』が目指す政策を実現しやすくなる」