キングス、底力発揮し4連勝 秋田に82ー76 頼れるクーリー、攻守で存在感


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秋田―琉球 第3クオーター、ドリブルショートする田代直希=10月18日、秋田県のCNAアリーナ★あきた(Bリーグ提供)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは18日、秋田県のCNAアリーナ★あきたで秋田ノーザンハピネッツ(東地区)と今季第6戦を行い、82―76で競り勝った。アウェー戦2連勝で、連勝を4に伸ばした。通算成績は4勝2敗。終盤は1点差まで詰め寄られたが、連続得点で引き離した。次戦は21日、午後7時15分から滋賀県のウカルちゃんアリーナで滋賀レイクスターズ(西地区)と対戦する。

 

▽Bリーグ1部(CNAアリーナ★あきた、1815人)
琉球 82 16―20 76 秋田
4勝2敗  22―16   4勝2敗
      19―17
      25―23

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クーリー 攻守に存在感 最終Q、田代も勝負強さ

 頼れるジャック・クーリーが攻守で存在感を発揮した。第4クオーター(Q)残り2分で1点差まで詰め寄られたが、並里成との連携プレーで連続得点。ゴール近くでパスを受けたクーリーが確実に決め、勝負所で流れを引き寄せた。その前には、並里が外したフリースローシュートをすかさず詰めて決めるなど集中力も光った。大黒柱にふさわしく、守備でも要として働きチームに勝利を呼び込んだ。

 

 並里は「非常に厳しい試合だった。自分たちも40分間激しく動き続けることが大事だと思って試合に挑んだ」とチーム全員が最後まで足を止めることはなかった。

 

 第4Q序盤には主将の田代直希がゴール下に切り込んでのシュートやミドルシュートで連続得点した。猛追を図る秋田に対し、簡単には主導権を握らせなかった。

 

 チームは終盤に勝負強さをみせて敵地2連勝。開幕2敗の後の4連勝で、新メンバーとの連携も板に付き勢いが出てきた。

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予想通り激しい試合

 藤田弘輝HC(キングス)の話 予想通りの激しい試合になった。秋田は昨日以上に激しくプレスしてきており、そこでファウルが増えたのは仕方がない。選手たちは気持ちを切らさずに、いいプレーで守ってくれた。勝利できたことはよかった。

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負傷の小野寺は脳しんとう診断 復帰は経過見て判断

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは19日、小野寺祥太が脳しんとうと診断されたことを公表した。小野寺は18日の秋田戦で相手と接触して負傷退場していた。復帰は経過を見ながら判断する。キングスの公式ツイッターで発表された。

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【B1 18日の結果】
富山 91―57 三遠
名古屋D 89―75 三河
A東京 72―65 横浜
SR渋谷 72―61 信州
琉球 82―76 秋田
島根 84―80 北海道
大阪 78―70 京都
宇都宮 85―68 千葉
滋賀 99―93 新潟