西原(女子)守りがさらに進化、高い集中力で圧勝 全沖縄高校バスケ


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ドライブに対して激しいプレッシャーをかける西原の仲本茜理=18日、宜野座村総合体育館

 バスケットボールの第63回全沖縄高校選手権大会最終日は18日、宜野座村総合体育館で男女の決勝を行った。女子は西原が那覇に78―37で完勝した。西原は9度目の優勝で、3連覇を達成。優勝校は12月に東京で開催予定のウインターカップ2020第73回全国高校選手権への出場権を獲得した。

 西原の守備が、県総体を制した夏からさらに進化を遂げた。持ち味のオールコートプレスを突破された後も高い集中力を保って守り切り、ダブルスコアの圧勝につなげた。崎浜秀勝監督は「個々が責任を持って守っていた」と選手の成長を実感した様子だった。

 朝練習からの走り込みで徹底的に鍛えてきた足腰で、終盤になっても1対1で抜かれず、ドライブを仕掛けられてもすぐにダブルチームで相手の攻撃をつぶす。第3Qと第4Qに許した失点はわずか7点ずつ。「体力には自信がある」と自信を見せる仲本茜理はリバウンドでも貢献し「しっかりボックスアウトを意識した」と振り返った。

 一方で攻撃に課題が残った。この日の3点弾はわずか3本。高身長の選手が多い全国ではリバウンドで不利になるため、外のシュートの精度が上がらないと勝利は厳しい。司令塔の知名梨里亜は「外が入ればドライブも決めやすくなる。もっと練習して精度を上げたい」と気合を入れた。

 女子で優勝した西原