沖縄、警戒レベル「蔓延期」迫る 病床占有率は69.2% 県「危機感を持って対応」


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、沖縄県内の警戒レベル判断指標は7項目のうち5項目が第3段階の「感染流行期」にある。クラスター(感染者集団)の発生などで、複数の項目で数値が上がり、第4段階の感染蔓延(まんえん)期に近づいている。

 20日時点の病床数は273床で、「病床占有率」は69.2%と第4段階の指標「70%超」に近づいている。「新規感染者数(直近1週間合計)」も209人と第4段階の「211人超」が目前だ。

 県新型コロナウイルス感染症対策本部総括情報部の又吉剛副参事は「1日の患者が30人、40人と出続けると、病床を広げる対策を取らないといけない。県としても危機感を持って、患者数の動向を確認しながら対応する必要がある」と強調した。