「ネガティブな言葉やめよう」 五輪の機運を盛り上げようとプロ指導者がバレー教室


社会
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三枝大地さん(前列左から4人目)と東風平中女子バレーボール部=13日、東風平運動公園体育館

 【八重瀬】東京オリンピック・パラリンピックの機運を盛り上げようと八重瀬町教育委員会は13日、同町の東風平運動公園体育館で東風平中学校女子バレー部を対象にバレー教室を開いた。海外や全国の学生などを指導してきたプロバレーボール指導者の三枝(さえぐさ)大地さん(40)を講師に招き、25人の中学生が汗を流した。

 三枝さんは「できない、無理などのネガティブな言葉はやめよう。自分はできるとポジティブな言葉を掛け合おう」と呼び掛け、指導を開始。生徒は股関節を広げる「体づくり」などをした後、スパイクやレシーブ練習をした。

 普段から「自分で考える」ことを大切に指導する三枝さんの下、生徒は時折笑顔も交え楽しそうに取り組んだ。

 主将の黒田侑亜さん(13)=2年=は「声の出し方や体の動かし方を学べた。今後の大会に生かしたい」と汗を拭った。兼城優梨愛さん(12)=1年=は「声を出す大切さが分かった」と笑顔で語った。

 今回のバレー教室はオリンピック・パラリンピックのホストタウン(参加国と文化的交流などを図る自治体)として、八重瀬町と同様に太平洋諸国を受け入れる島根県海士(あま)町と連携して開催された。